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2011年 中古マンション 今春は買い時か?

中古マンションは、今が買い時か? 買い時は社会的買い時と個人的買い時が重なったときがベストです。個人的買い時は各自のタイミングですが、社会的タイミングはどうでしょう。雑誌などでは、「今が買い時!」と積極的に特集を組んでいますが、本当に買い時といえるのでしょうか。4つのモノサシから検証してみましょう。 社会的買い時を計る4つのモノサシ 社会的買い時を計るモノサシは4つあります。 モノサシ1 市場にでている売出し物件数  こちらは、新規売りだし物件数、在庫物件数とも昨年7月以降上昇中で豊富になってきており、選択の幅が広い分、自分にあった物件に巡り合うチャンスが多い。 モノサシ2 住宅ローン金利 安定的に返済できる長期(35年返済)のフラット35がお勧めですが、この金利が2パーセント台。フラット35S(23年度まで)だと、当初10年間の金利が更にマイナス1パーセントという史上最低の金利水準となります。このフラット35Sの融資は23年度も引き続き実施されます。 モノサシ3 住宅ローン減税、贈与税 買った年から10年間年末のローン残高の1パーセントが所得税から控除される住宅ローン控除、また祖父母等直系親族からのマイホーム資金贈与が最大1500万円まで非課税といった支援制度があり、有利。 モノサシ4 中古物件価格 このモノサシの位置づけが実は一番重要ですが、残念ながら、価格は上昇トレンド。価格指数からみると、なんと2008年のリーマンション以前の水準まで上昇してしまっています。在庫数が上昇しているのは、価格が高くて売れ行きが鈍くなっていることの現われではないでしょうか。
4つのモノサシで計ると、買い時は来春!
それでは今は買い時といえるのでしょうか。現在は、価格高→需要減少→新規売り出し件数・在庫数上昇という局面に転じ始めています。
更にこの先は、売れ行き不振による価格調整局面→価格下落→需要拡大→新規売出し・在庫減少という局面が展開されることが予想されます。 したがって、今時点は、モノサシ1~3は買い時、モノサシ4は買い時感は薄いものの、この先の価格下落・物件数減という局面をにらみながら、今から探し始めましょう。特に優良物件は人気があって引く手あまたなので、仲介業者に「この物件が出たら教えて」とウエイティングしておかないと、購入チャンスはありません。自分の気に入った物件に巡り合うまでには、3ヶ月、長いと半年、1年はかかってしまいます。 買って満足の中古マンションに巡り合うためには、今から探して、あせることなく、いくつもの物件を見て歩き比較検討してみましょう。この1月から3月までに気に入った物件がないからと、あせって帯に短し襷に長し的な物件に決める必要はありません。1年のうちで、最も需要が高まる1月~3月は売り手も強気になり、売り出し価格を下げません。しかし、4月以降になると、需要はひと段落しますので、どうしても売りたい売主は価格を下げてくることが予想されます。その時点で、自分に合ったマンションに巡り合えれば、その時こそ、あなたにとっての買い時といえるでしょう。今春から物件見学を始め、4月以降に気に入った物件に巡り合ったら決める。のがいいでしょう。

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