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2011年 都心のマンショントレンド

トレンド1 湾岸・タワー
超高層タワーマンションが立ち並ぶ、豊洲ベイエリア。 晴海、月島、有明、東雲、辰巳等、湾岸エリアに大規模・タワーマンションの供給が集中します。供給過多が懸念されるほどの戸数が販売されそうです。既にタワーマンションは、昭和51年以降、20万戸が供給され、現在も約10万戸が計画されている、という状況です。
超高層マンションの先駆けである「与野ハウス(21階建て・昭和51年供給)」が築35年超になり、この先、大規模修繕や建て替え等老朽化への対応に迫られる局面が予想されます。 こうした背景のもと多様で多数の居住者の合意形成の難しさを含め、タワーマンションの維持・管理についての問題を指摘する声が増え、今後、社会問題化するのではないでしょうか。
■注目物件■ ・東雲プロジェクト(野村不動産)
URの住宅を中心に子育て世帯が多い東雲エリアで、エコやコミュニティにも力を入れ、子育てに特化した共用施設もある子育てファミリー向き地上52階建てタワーマンションは、これまで、超高層マンションは子育てに不向きとされていた定説を、どのように覆すのかという点で、とても興味深い
トレンド2 大手寡占化
リーマンショック以降、中堅のマンション専業企業が倒産、経営難で、積極的用地取得・事業展開ができない事態が続いています。半面、資金力、信用力のある大手不動産会社が都心の大規模な再開発を中心に供給シェアを拡大しています。
大手は中堅に比べ、ブランド力、商品力の面で優位な分、価格面では高めの設定となっています。中堅所得需要層にとっては欲しくても手が届きにくい、高嶺の花的物件が増えそうです。
トレンド3 DINKS、シングル向けマンションの増加
既に世帯数でいえば、DINKS・シングル世帯がファミリー世帯を上回る事態になっています。特に都心部においては、こうした傾向が顕著になります。したがってマンション需要者の主たるターゲットはDINKS・シングルにシフトされるでしょう。
シングル・DINKSは、時間という資源を有効に活用しつつ、質の高い暮らしができる機能を住まいに求める傾向があります。緊張の高い仕事から解放され、短時間でリラックスできる空間、設備の充実。あるいは仕事場兼自宅としてのSOHO機能。家事を簡便かつ時間短縮できる間取り・水周りの設備・収納の工夫。安心・安全なセキュリティ等々。 こうした間取り・設備のマンションがシングル・DINKS向けマンションのスタンダードになるでしょう。
トレンド4 エコマンション
太陽光発電、オール電化などの・機械・設備を活用したハードな省エネルギーの一歩先をいく、より進化したエコが登場します。自然の光、風、植栽を積極的に取り入れ、自然と共生することを通してナチュラル&ヒユーマンなエコ機能をもつマンションが住み手の共感を呼ぶでしょう。>■注目物件■ ・パークハウス吉祥寺オイコス(三菱地所)
日当たり、眺望、周辺環境との関係性から、不規則のポツポツと配置された窓、外断熱、ウッドデッキ、床チャンバー、機能バルコニーなど、進化したエコマンションの象徴的事例。

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