- 2008年3月21日 09:03
- ちょっとひねくれたマンションの見方
またマンションだけではなく、住環境も大事ですよね。公園をお散歩して子供の様子を見たり、ナビでおしゃれなお店も紹介しているので、お茶でも飲みながら地元の人とおしゃべりしたりして、どんな感じの街なのか聞いてみるのも良いですね。
ぜひ現地に行った時には、ぐるぐる歩き回ってください!
それから、バリアフリー対策のマンションのモデルルームを見学したときに感じたことがあります。それは電気のスイッチの位置が低い場所(床面から1m上)にあることです。確かに、「誰もが使いやすい位置」にあります。でも見方を変えれば、幼児も手を伸ばせば届く範囲なので、電気がついたり消えたりしていたモデルルームがありました。乳幼児がいる子育てカップルは、ちょっぴり困ってしまうかもしれませんね。
また、住戸のバリアフリーは万全なのにエントランス部分やエレベーターなど、共用施設に配慮が見られないマンションも多いように思います。現在私は、主人の両親の介護をしていて、杖を使って歩く父のために、家のバリアフリー工事をしてもらいました。そのとき、「スロープは車椅子の方には良いけれど、杖をついている人やパーキンソン病のかたには危険。むしろ手すりのついた階段のほうが安全である」ということを知りました。そういう視点でマンションの共用部を見てみると、エントランスに車椅子用のスロープは付いていても、手すり付きでないケースが見受けられます。それでは杖をついている人にはとても危険なのです。
「スロープも階段にも手すりが付いていて、車椅子も杖でも安全に通行できるかどうか?」。
シニアの方は専用住戸内だけでなく、共用部分のこのような点もチェックしてみてくださいね。
最後に、モデルルームを見ていて、「いいな」と思った設備について紹介しましょう。それはセントラル浄水というもので、すべての水道の蛇口から浄水が出るという設備です。うちの息子はアトピーがひどく、塩素除去のシャワーヘッドを使っています。すぐに快適!という設備ではないけれど、アレルギー体質の方や皮膚の弱い赤ちゃん、皮膚が乾燥しがちなお年寄りにも良いのではないかと思いました。
もちろん健康な方にもいいはずですから、皆さんもモデルルームで見かけたときはチェックしてみてください。
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