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隣あわせの住戸で二世帯同居ができるマンション

「パークタワー新川崎」で、隣あう住戸をセットにした二世帯住宅プランを最大18戸、近々始める第2期から販売すると、発表しました。
2つの住戸を玄関付近に設けたドアでつなぐ
どんなプランかといえば、隣り合った2つの住戸を玄関付近に設けた「ツグドア」でつなぐというもので、「ツグイエ」と名付けられています。両側とも鍵を開けた場合のみ住戸のドアを開くことができ、トイレや浴室などの水回りの設備などは各戸に備わっています。 子育て世代と祖父母、両親と一人暮らしの子供などの利用を想定している。2つの家族間の程よい距離感を保ちつつ、住戸間の行き来を容易にし、また将来の暮らしの変化への対応を可能にするものです。また、将来的には完全に分離して一方と賃貸や売却することも可能だそうです。
高まる二世帯同居の希望
発売に至った背景として同社は、高齢社会の進展によって介護の不安が高まる一方、共働き世帯の増加によって待機児童の問題が生じており、それらの問題に対応するため近居や二世帯居住へのニーズが高まっているとし、「パークタワー新川崎」の1期購入者の中にも親子で同時に購入した人が複数見られたとしています。
■ツグイエプラン
2世帯同居プラン.gif
さきがけはリッチライフプラン
私が記憶しているところでは、2住戸を扉でつないだプランの先駆けは、横浜に本社を構えるリッチライフが展開する「リッチライフプラン」です。ファミリータイプのマンションの隣にドアで繋がったワンルームを設置したもので、ワンルームにはミニキッチン、バス、トイレなどが付いています。小さいほうの部屋は賃貸にしたり趣味室にしたり、2世帯が同居もできるようにしている。小さいほうを賃貸することでその収入をローン返済に充てることも可能というものです。これまで500戸くらいが供給されているのではないでしょうか。 あの耐震偽装の姉歯事件の際に、二重ローンを組んで建て替えを強いられた居住者の負担をできる限り少なくするために、家賃収入が期待できるリッチライフプランの採用が検討されました。 自由主義で核家族が伝統的な米国や英国では、18歳になれば子どもは親から独立し、 別居生活を始めます。親が年老いても子供家族と同居することはほとんどありません。一方、権威主義で直系家族を根底とする日本は、ひとつ屋根の下で親・子・孫にわたる三世代の同居が一定数を占めます。まさしく二世帯同居住宅は日本人特有の価値観から生まれた日本人らしい住まいといえるのではないでしょうか。
■リッチライフプラン
richlifeplan.gif

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