中立・公正に調査・評価して、東京圏の優良な中古・新築マンションをご紹介

■ザ・リバープレイス　ウエストタワーは東京23区内で富士山を望む多摩川沿いに3世代に受け継がれる都市を目指し、三菱地所をはじめとする7社の共同事業として開発されました。
■今回評価対象のウエストタワーは3棟あるタワー棟の中でサウスタワーと多摩川からの距離は同じですが、キャノン本社からは離れています。西向き住戸だけでなく南向き住戸も多摩川を臨むことができます。ただし、東向きの住戸はサウスタワーがあるので全く多摩川を臨むことはできません。共有の中庭、低層部（13階まで）はセンターコート棟を観ることになります。キャノンの事務所ビルはシンプルでメカニカルな外観ですが、アウトスケールで住宅街というよりオフィス街にいる感じを受けるため、ウエストタワーの南側住戸は多摩川という自然にふれ、高層階からは素晴らしい眺望を堪能することが出来ます。タワーマンションならではの付加価値と言えます。
■28階の高層棟3棟と13階の低層棟3棟の間を緑やアースカラーの石で舗装することで、人間味のある環境を目指しています。また屋外の駐車場のまわりに植栽を配することで。景観に溶け込む工夫がなされています。敷地へはノーチェックですが、建物入り口がダブルオートロックであり、ロビーの開口はプライベートガーデンに続いています。
■高層棟はワンフロア7室、東南西に各3室づつです。今回評価対象の住戸は南の住戸ですので、南向きのみの居室となります。95?の空間を1LDKにしているため、広々として天井の高さも生かされています。ただし、2LDKに変えやすいようにあらかじめ考えられています。汎用性のあるプランのほうが売却する際に受け入れやすいためかと思われます。
■スケルトン・インフィルで将来の改修にも対応しやすく工夫され、バリアフリーやセキュリティーなどの評価も高く　部屋数の少ない間取りをセレクトした場合収納が十分用意され最近のマンションらしい付加価値と言えます。
■フロントや防災センターのある建物がエントランスのゲートとなっています。また共有施設のキッズアリーナやテラスサロンの建物もモダンでシンプルな建物です。フロントレディや施設管理の人も多く配され、施設だけでなく人による維持管理がきめ細やかにされている様子です。
■多摩川沿いのこのエリアにはにパークハウス多摩川建設以降にいくつかのマンションが建てられましたが、ガス橋より南側は川とマンションとの間に道路があるため車の騒音が聞こえます。ですが、リバープレイスとパークタワー多摩川の前には車道がないため、川との一体感があります。休日の多摩川土手では野球などの声が聞こえますが、騒音というより好ましく感じるそうです。