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●マンションの30年後を左右するものは

さくら事務所の中古マンションインスペクションで伺った、築30年を超えるマンションの写真をご紹介します。

場所は異なりますが、ともに、とても人気のある地域の分譲マンションで、お部屋は中古で何度も売買されているマンション。

まずは、非常に良い修繕が行なわれていたマンションから。


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外壁を見ると、ひび割れなどは見られず、部分的にひび割れの補修・塗装工事などが実施されている様子でした。

30年以上経っている分譲マンションですので、やっぱり築年数が経っていることがわかるものはあります。

ただ、それは、使っているドアや手すり等の建築部材が「一昔前のデザインであること」というだけのこと。

次に、同じくらいの築年数の分譲マンションの別の例です。


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共用階段=避難階段が錆びており、いろいろなところで、靴のヒールで踏み抜いたと見られる穴が開いていました。

穴が開いているだけならまだ使えるかもしれませんが、階段そのものを支えている鉄も、当然同じような劣化をしているわけなので、階段そのものの耐久性に大きな問題性がありそうです。

ここで言いたいことは何かといえば、分譲マンションの建物の耐久性は、すべては維持修繕をどのくらい適切に行なうのかどうかに掛かっているということです。

たまたま鉄骨階段をご紹介しましたが、この建物は、外壁コンクリートの著しいひび割れが放置されていました。

今の日本は、諸外国同様、建物を100年以上住み継ぐという政策に変わってきており、何年かすれば「日本の文化」に変わるはず。

今の子供たちが大きくなったときには、「どのくらいメンテナンスされた建物か」をシビアに見て、不動産を買うのが当たり前になっていることが想像されます。

今、築浅の分譲マンションを所有している方々には、管理会社任せにせず、なるべく早い時点から、適切にお金をかけて修繕することに興味を持っていただきたいと思います。

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