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片付くマンション選び① 立地

毎日が仕事中心で時間に追われる生活だから、家事はいつも後回し。見渡すと部屋中がモノだらけで、週末くつろげないし、友人を招くなどもってのほか。 ということでは何のためにマンションという自分の城を手に入れたのか、ということになってしまいます。 そこで今回は片付くマンションの選び方についてアドバイスします。 目のつけどころは、1、立地 2、間取りプラン、3、共用施設・管理サービスです。 これら3つのインフラが片づけしやすくなっているかどうかが、片付くマンション選びのポイントです。 「モノを増やさなくてすむ街」、「モノの置き場所と捨て場所が充実している間取りプランと共用施設・管理サービス」という点から具体的なチェックポイントをご紹介します。 それぞれについて詳しくご説明しましょう。
1.モノを買い過ぎない街
特売日とはいえ、今使わないモノはまとめ買いをしないのがモノを増やさないコツですから、「なくなったら買う、捨ててから買う」がしやすい街が基本です。 万一、食品や日用品の欠品が発生してもひとっ走りすれば、必要なモノが手に入る、コンビニやスーパーがある街でないと、不便でしようがありません。 また、「買ったら捨てる」わけですから、ついつい無駄なモノを衝動買いしてしまうと、買い過ぎで収納しきれないモノが発生してしまいます。 そうならないためには、日頃から色々なモノのウインドウショッピングができて、見る目が肥え、めったなことでは衝動買いしなくなる衣料品や家電品、おしゃれな日用雑貨などの専門店が駅前や2,3駅離れたターミナル駅などにある街を選ぶ必要があります。
2.「置き場所」「捨て場所」が充実している間取りプラン、共用施設、管理サービス
間取りは、モノを使う場所に適材適所で、置き場所と捨て場所がダブルで設けてあることが大事です。 このインフラがなければ、引っ越した後に自力で設置するなど、労力がかかってしまい、人によっては、面倒くさくて入居後たちまち片付かなくなってしまいます。 また、置き場所や捨て場所は室内だけではなく、マンションの場合はトランクルームや、ゴミ置き場などの共用施設やゴミ出しルールなどの管理サービスも併せて点検しておくことが必要です。 それでは今回は片付くマンションの立地選びについて具体的なチェックポイントを次ページより、ご紹介しましょう。 立地選びポイント1郊外より都心のほうがモノは増えない郊外の住宅地には、コンビニ、スーパー、ホームセンター、ドラッグストアー、百均ストアなどの各施設が1つずつ揃っているので、生活に不自由することはありません。 が選択肢が他にないので、やがては飽きてしまい「仕方なく買う」ことになって、買い物好きは欲求不満になってしまいます。 欲求不満は、ネットやTV、カタログ通販で解消することになり、つい衝動買いしてしまいます。 また、たまに、都心のデパートや専門店に足を運ぶと、わざわざここまで来たのだからと、今使いもしないモノについ手が出てしまいます。その結果、買い過ぎでモノが増え片付かない!に陥ってしまうのです。  一方、都心暮らしは、一歩外にでれば、コンビニ・スーパーから各種専門店まで、色々な買い物施設がバリエーション豊富に、買え買え光線を送ってきますから、誘惑は多いのですが、そのうち、色々あることに慣れてくるとともに、見る目も肥えてくるので、いつしか誘惑に負けない買い物抗体ができてくるのです。 そのため、ちょっとやそっとのことでは、消費意欲がわかなくなってしまい、使いもしない無駄なモノの衝動買いは減少します。 ということで、買い過ぎによる散らかりを防止するには、郊外より都心のほうが適しているといえるでしょう。 普通、街は通勤を優先して選びます。具体的には、会社に近い最寄駅を起点として、そこから乗車時間20分程度で行ける沿線・駅を洗い出します。 その中でより都心に近い駅を最寄駅とする街を候補にあげるといいでしょう。
立地選びポイント2.1路線停車駅よりターミナル駅を選ぶ
1、でより都心に近い駅に絞り込むときには、1路線しか停車しない駅は、除外したほうがいいでしょう。 1路線しか停車しない駅の乗降客数は、当然ながら複数路線が停車するターミナル駅に比べれば、少ないと言わざるを得ません。 したがって、たとえ都心部にある街だとしても、そこで仕事をする人、暮らす人の絶対数が少ない分、買い物施設の数もバリエーションも限られてきます。 数が少なくなれば、さきに述べた郊外暮らし同様、選択肢が少ないという欲求不満を解消しようと、通販や繁華街へ出た際の衝動買いで、使わないモノを買ってしまいがちです。 ただし、1路線停車駅よりターミナル駅のほうが、家賃や住宅価格は相場が高いという現実もあります。予算、駅からの徒歩分数を変えずに、ターミナル駅を選ぼうとすると、広さを妥協せざるを得ません。 でも私はちょっと狭くなっても、こちらをお勧めします。不用なモノ捨ててから買う、買ったら不用なものを捨てる、をきちんと運用すると、無駄なモノを置いておくスペースがいらなくなります。 したがって、少し狭くなってもスッキリ暮らせるからです。 また、ターミナル駅には急行、特急が停車することが多いので、通勤時間が短縮されるというメリットも大です。  
立地選びポイント3. 徒歩3分圏にコンビニ、10分圏にスーパー、30分圏に専門店がある街
都心、複数路線停車駅だから、片付く立地だと、安心してはいけません。 「捨ててから買う、なくなってから買う」を実践すると、たまに切らしてしまったモノを買いに走る場面がでてきます。 そこで、実際に自分が住む予定のマンションを起点に、最寄品である食料品や日用品を売っているコンビニが徒歩3分圏内にあるかどうか、徒歩10分圏内にスーパーがあるかどうかを確認しましょう。 さらに、洋服やアクセサリー、家電品などの買い回り品を身近にウインドウショッピングできる専門店が徒歩30分圏内、もしくは電車に乗って2駅程度内にあるかも、地図を確認するだけではなく、実際に自分の足で具体的にチェックしましょう。 特に3分圏内のコンビニには、深夜、走り込むことを想定し、途中の道の街灯や歩行者の数など、防犯上、安心かどうかも忘れずにチェックしましょう。   「買ったら捨てる」を確実に運用しないと、買い過ぎによる散らかりは増える一方です。 そこで、捨てやすい街かどうかもチェックする必要があります。 ポイントは、どうしても捨てられない本、洋服、靴、アクセサリー、友人からのプレゼントなどの処分先である、古書店、フリーマーケット開催公園、リサイクルショップなどが、自宅から徒歩圏内にあることです。 通勤の行き帰り、休日の散歩中に、こうしたお店を目にするたびに、自宅の床を占領するモノの影がちらつき、不用品を処分する決起行動の発生確率が高まります。 現地見学をするときは、買いモノ施設だけではなく、捨てるモノ施設があるかどうかも、不動産会社の担当者や地元民に、忘れず尋ねておきましょう。 実はこのアドバイスは4月25日に発売された私の新刊「お片づけは『家ロジ』で。」で紹介している内容の一部をこのコラムのために書き直したものです。 片づけに関心があるかたは拙著も併せてご覧いただくと、モデルルームのような部屋で暮らすことができるようになります。それでは次回は、片付く間取りプラン、設備のチェックポイントをご紹介します。 ご期待ください。

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