- 2011年8月 5日 17:28
- 契約後のチェックポイント
新築マンションの内覧会立会い・同行では扉や引戸といった建具がしっかり動くかどうか動作確認を行なうことになりますが、この動作確認を行なう際は、扉を何度もただ開けたり閉めたりするだけでなく、最後の最後まで扉を開けたり閉めたりすることがポイントです。
なぜなら、ただ扉を何度も開けたり閉めたりするだけでは不具合があるにもかかわらず、分からないまま終わってしまう場合があるからです。
例えば、玄関のドア。
玄関ドアの開閉具合を確認する際は、まず玄関ドアが最後までしっかり開くかどうか確認することになりますが、全開した玄関ドアが床とこすれて閉まらなくなってしまう場合があります。
ちなみに、防火上の観点から開いた玄関ドアは必ず自動的に閉まらないといけないことになっています。
これはお部屋の外で火災が発生した場合でも炎がお部屋の中に入らないようにするため、また、お部屋の中で火災が発生した場合でも外部に燃え広がらないようにする必要があるからです。
ですので、全開してみた玄関ドアが閉まらなくなってしまったときは、風通しをよくするために玄関ドアが固定されているわけではなく
(気が利いているわけでも工夫されているわけでもありません)、どこかに不具合が生じているため玄関ドアが閉まらなくなっていますので、ぜひ忘れずに確認しておきたいところです。
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