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エアコンが取付けられないこともある

年度末の引渡しラッシュとなるこの時期に内覧会を迎えるマンションでは、さまざまな不具合に遭遇するものですが、新築マンションの内覧会立会い・同行で先日お邪魔したマンションでも少し変わった不具合が見つかりました。

では、その不具合が見つかった場所はどこかというと、リビングにエアコンを設置するための壁。

P1160398.jpg

ちなみに、エアコンを設置する壁にはエアコン専用のコンセントとエアコンの室内機から室外機の間に接続される冷媒管や水を排水するドレーン管を外部に貫通させるためのスリーブ(トンネル)が必要になります。

なお、今回のお部屋はリビングと洋室の間仕切り壁の位置を変更したため、リビングに設置したエアコンの冷媒管やドレーン管はいったんお隣の洋室に貫通させその洋室から室外機置場となるサービスバルコニーに再度外壁を貫通させ接続するようになっていましたが

図面.jpg

お隣の洋室との間にはスリーブが見あたりませんでした。

そこで、お隣の洋室を見に行ってみると、そこには外壁を貫通するスリーブだけはちゃんと設置されているではありませんか。

P1160386.jpg

はい、もう意味が分からなくなってしまった方もいらっしゃるかもしれませんので、カンタンに説明しますと、リビングとお隣の洋室との間の壁に設置されれていなくてはならないはずのスリーブが

P1160400.jpg

完全に忘れられていたんですね。

このままの状態ですと、いざエアコン業者さんにエアコンを取付けてもらおうとしても、エアコンを設置することはできません。

このように、新築マンションの内覧会ではキズや汚れの指摘に終始することなく実生活をイメージしながらお部屋を確認することがポイントです。

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