- 2009年12月23日 04:12
- 契約後のチェックポイント
新築マンションの内覧会が1年で最も多く実施される時期が近付いてきました。1月中旬から2月中旬ぐらいが特に多いでしょうか。
内覧会でチェックする箇所は、それはもう、たくさんあります。
一般的に知られている傷や汚れももちろんなのですが、それ以外に、機能的な問題が無いか、図面と異なる間違えた施工になっていないかなども確認が必要です。
過去にも、こちらで内覧会のチェック項目をご紹介していますので、ご覧になったことが無い方は、是非ご参考にどうぞ。
さて、今回ご紹介するのはこちら。
「床下」。
床下が見られるところはいくつかありますが、主に床下点検口などから直接床下を見たり、デジカメなどを利用して、点検口から床下内部を撮影するなどして、状態を確認します。
(フタが閉まっていて工具がないと開かないときは、施工会社に開けてもらうようお願いしてみてください)
床下でチェックしているものはいくつかあるのですが、わかりやすいところで言えば「水漏れが起きていないかどうか」ですね。
これはもう、カメラの画像などをよーく見て、部分的にコンクリートに水が染み込んでいたり、濡れているような形跡が無いかを見るのみ。
次に、こういったものを発見することもあります。
床下をチェックして、私が内覧会立会いの際に出会った「床下の忘れ物」。
なんだか大きな物体が・・・
職人の「道具入れ」です。
これがすぐに悪影響を及ぼすことは無いとしても、配管類の上にモノを載せたままになっているのは施工上やってはいけないことですし、万が一水漏れなどがあったときに、カビが生える温床要素があるのはいけません。
こんなのも、良くありません。
床下に、排水管同士を接続するための接着剤が入った缶が置かれたまま、洗濯機パンで床がフタされていました。(洗濯機パンの排水口をたまたまのぞいて、発見)
缶、というより、中身の接着剤が問題。
接着剤は硬化すれば引火しにくいものが多いですが、液体の状態だと、揮発することがありますので、万が一の火災時の悪影響が心配。
「へんなものが残ってたけど、そのまま置いておいても機能上は支障がない」という場合もありますから、何でもかんでも「撤去しないと!」というわけではないのですが、基本的に、余分なものは取り除いておいたほうが無難です。
大きな異物は、点検口から手を入れて届く範囲については、撤去してもらいましょう。
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