- 2009年8月 4日 19:08
- 契約後のチェックポイント
新築マンションの内覧会ではさまざまな不具合が見つかるものですが意外と防犯対策に関する不具合も多いものです。
ちなみに、防犯対策というと「玄関ドア」や「窓まわり」の対策が
主なものとなりますが
今回は、「窓まわり」の対策に関する不具合をご紹介します。
最近の新築マンションは、目前の建物に近接していたり
複雑な建物の形状から
死角となる場所がたくさんあるため、さまざまな防犯対策が講じられています。
その中でも代表的な対策が、窓の下部に設けられた
「下部サブロック」と呼ばれる防犯対策。
もちろん、この「下部サブロック」が設けられていることで2重にも3重にも
対策が講じられていることになりますが、その施工方法を誤ると
まったく意味がない防犯対策になってしまいます。
それでは、具体的な実例を見てみましょう。
さて、この窓の下部に設けられた「下部サブロック」には
大きな問題があることが分かりますでしょうか。
このような状態だと、窓を開けたり閉めたりしているうちに
「下部サブロック」の反対側の窓に押されストッパーが隠れてしまい
窓が簡単に開けられてしまいます。
少し上から見てみましょう。
このままの状態で窓をスライドさせてみると
窓に押されたストッパーが隠れてしまいましたね。
これでは、せっかく講じた防犯対策も台無しです。
こちらが正常に機能している状態です。
窓が開かないようにストッパーが機能していることが分かりますね。
上から見た様子は
これならバッチリですね。
以上のように、まずはそもそも自分の部屋にどのような
防犯対策が講じられているか確認するとともに
実際にその防犯対策がしっかり機能しているかどうか確認することが
ポイントです。
泥棒に入られたあとにこの問題が見つかってももう遅いからですね。
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