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加賀レジデンスは一見の価値あり

加賀レジデンス(売主、企画、設計、施工/鹿島)は、9月の当サイトオープン以降に紹介した全52物件中、最高の評価を獲得したマンションです。
その理由は、今週の最新マンション評価のコメントをご覧いただければ分かるのですが、
特に建築とデザインが融合している点は他のマンションと比較して頭一つ抜けていると思います。

まず、外観ですが、最近主流の逆張り・アウトフレ-ム工法とは異なり、構造上の柱や梁が建物に露出しない壁式免震工法のおかげで、建物の縦ラインと横ラインが格子状に揃い、非常にシンプルですっきりしています。
階高3.1m、バルコニーの軒高2.7m、リビングのサッシ高2.5m、そしてスパン約7.5mが織り成す外観です。
構造体とデザインが一体となってシャープで研ぎ澄まされた美しさを創り出しています。人間でいえば、服や化粧の力を必要としない素ッピン裸で美しさが際立つ人とでもいいましょうか。

外壁の白と透明感のあるガラスのバルコニー手すり、フルハイトハイサッシを多用することで、建物の色を意図的に減らしています。そうすることで、空の青さ、木々の緑など、景観の中にある美しい色をきわだたせ、結果として、建物自体も美しく見せるという計算がなされています。
赤坂にある鹿島の本社ビルのデザイン思想とも合致しているように思われます。

神々は細部に宿るといいますが、ガラスのバルコニー手すりは、外から洗濯物が見えないように、反射するガラスが使われており、空調などの室外機はルーバー付きの白い収納庫におさめられています。またバルコニーの床も白いタイル貼りになっています。
室内に目を向けてみると、通常は壁についている通気口はフルハイトサッシの足元に、リビングの空調は天井カセット式に。インテリアも壁・天井・建具は白、床はナチュラルなフローリングとシンプルにまとめられています。日常の現実的な生活が、デザイン性を崩さないよう、配慮が行き届いているのです。設計者の力量と熱意のなせる技といえます。

現在流行中の装飾性の高いホテル仕様のデザインとは一線を画し、シンプルでモダンなデザインは年月を経ても陳腐化しない、普遍的なデザインではないでしょうか。
ところで、こうしたマンションは、デザイン理解力のある人、デザインを崩さないよう節度と我慢の暮らしができる人を求めそうな気がします。

加賀レジデンスの評価はこちらからご覧下さい。

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