最近は一戸建てのほうが耐震性が高い？

新築マンションを購入するときは、耐震性や断熱性といった

その建物の基本性能を数値化させた「住宅性能評価書」といった書類を

取得していることがほとんどです。

ちなみに、この「住宅性能評価書」は建物のさまざまな性能を

客観的に評価するための制度として利用されるはずのものですが

あまり認知されておりません。

しかしながら、この「住宅性能評価書」をしっかり読み取ることで

じつは容易に建物の性能を比較することができるのです。

例えば、その建物の耐震性は耐震等級として３段階に評価され

「耐震等級１」は建築基準法レベル、「耐震等級２」は耐震等級１の１．２５倍

「耐震等級３」は耐震等級１の１．５倍と数字が大きくなればなるほど

耐震性が高くなります。

ですので、構造に関するさまざまな説明がパンフレットに記載されていたとしても

この「耐震等級」がどの等級に該当しているのか確認するだけで

そのマンションの耐震性はすぐに分かってしまうのです。

なお、全国に建つマンションの耐震等級はそのほとんどが「耐震等級１」で

「耐震等級２」のマンションはそれほど多くありません。

また、「耐震等級３」のマンションは数えるほどしかありません。

反対に最近の２階建て一戸建住宅でしたらそのほとんどが「耐震等級３」と

最近はマンションより一戸建てのほうが耐震性が高まっています。