駅前再開発にともない計画された29階建ての高層マンションで、それなりの質とグレードを持っています。南千住は隣の北千住と比べると目立たない駅でしたが、近年開発が進んでいます。駅から5、6分に知る人ぞ知る、行列のできるうなぎの老舗があります。これから発展が期待される街、南千住の資産価値が上がるのは住民にとって喜ばしいことかもしれませんが、昔ながらの良さも保ちながらの街であって欲しいと思います。行列が長くなるのはちょっと困るし。

ともにブランドの土地に建つ、高額・高級マンションですが、計画自体が両極端に違うマンションです。
パークコート赤坂ザ　タワーは戸数が多いタワーマンションで、ホテルのようなサービスや共用施設が整っています。坪単価が下階と上階では倍以上の隔たりがあり、様々な層の人が一緒に暮らすことになります。
一方、ディアクオーレ成城は戸数が少ない低層型マンションで、共用施設はありません。戸数が多いとマンション自体がひとつの街のスケールで、どんな人が暮らしているか全く知らずに同じマンションで暮らすことになります。戸数が少ないと、顔見知りになり、良かれ悪しかれ多少の関わり合いができると思われます。セキュリティーを重視するため、赤坂ザ　タワーでは出入り口に厳重なチェックがあり、子供が暮らすにはどうかな、と思う面もありました。しかし、共用施設を上手く利用すれば様々な生活シーンが豊かになるでしょう。どちらのタイプが良いかは、全く人それぞれの判断でなんとも言えないところです。個々の価値観、どういう生活をしたいのか、によります。自分の生活のプライオリティを考えて選ぶ必要があります。

借景が売りの小規模ファミリーマンションです。駅からも近く、設備的にも建物仕様も良いのですが、毎日の生活を考えると周辺に良いスーパーがないことが一番気になりました。
共用施設はありませんが、品の良いエントランス、共用部分のバリアフリーへの配慮、ＡＤＥや緊急時の備蓄など、渋い備えには好感を持ちました。

マンション住戸はほとんどが南向きで、護国寺の緑の眺望、柱や梁のないすっきりしたバリアフリーな室内と、ゆとりのある配置計画が高評価につながりました。
護国寺駅周辺にはあまり生活施設はないのですが（最新情報で、護国寺交差点に建設中のマンションにスーパーポロロッカが入るようです）、徒歩8分の東池袋駅周辺は充実しています。サンシャイン・池袋に近い拠点性、緑がいっぱいの住環境、また新大塚の方に出ると子供の遊び場やスポーツ施設もあり、ゆくゆくは子供を考えているカップルには子育てしやすい場所だと思います。
また、雑司が谷霊園はアスファルトではなく地面が土なので、犬のお散歩にはとても良い場所ですし、春には梅や桜、秋には紅葉が楽しめます。

当マンションの周辺は、駅前のビル街という感じで買い物には便利です。総戸数300戸近くのうち、1/3以上が事業協力者の賃貸用の住戸ということで、様々な人が暮らすことが予想されます。４０m²前後のシングル向きと７０m²前後のカップル向き住戸中心ですから、タワーマンションにしては珍しく、上層階にもシングルタイプがあります。