バルコニーの床と側溝の傾斜もご用心
2010.2.3 at 04:02 pm by年度末のお引渡しに向け
年明けからたくさんの内覧会に同行していますが
内覧会ではお部屋の中だけでなく
共用廊下やバルコニーといったお部屋の外側もしっかり確認することが大切です。
たとえば
お部屋の外側でよく見つかる不具合がバルコニーの傾斜(勾配)不良。
まず
お部屋の外側にあるバルコニーには
雨がふったり、エアコンの室外機からドレーンを通じて水が流れてきたりしますから
バルコニーの床が外側に向かって傾斜していませんと
床に水がたまりすべってしまったり
ホコリがたまって汚れの原因にもなってしまいます。
また
流れた雨水や水はいちばん外側の側溝を通じて
比較的はじっこに設けられた排水口まで
流れていきますので
バルコニーの床同様、この側溝にも適切な傾斜が必要となります。
ところが
この傾斜があまりにも緩やかだったり
逆に傾斜がつけられていることもありますから
あらかじめ確認しておきたいところです。
確認方法は
バルコニーの床や側溝に水平器を置いて
ある程度の傾斜があるか調べてみましょう。
水平器の気泡が右によっていれば右が高く
左によっていれば左側が高いことになりますが
この物件は左側が高くなっていなければならないところ
反対に右側が高くなっていることがわかります。
このように
内覧会ではお部屋の中のキズや汚れの指摘ばかりに終始することなく
お部屋の外側についてもしっかり確認することがポイントです。