07年9月の高評価マンション ベスト10 発表!

2007.10.26 at 12:10 pm by

ちょっと遅くなりましたが、9月に評価した59件のマンションのなかで、高得点を獲得したマンションベスト10を発表します。  あえて総得点は公開しません。ご了承下さい。

9月の高評価マンション ベスト10
順位
マンション名
カップル向き
シングル向き
坪単価
(調査時点)
総戸数
売 主
1位
加賀レジデンス
未定
246戸
鹿島
2位
THE TOYOSU TOWER
280万円
825戸
三井不動産レジデンシャルほか
3位
アリュール ゼームス坂
――
未定
172戸
東芝不動産
4位
本郷パークハウス
400万円
207戸
三菱地所
5位
イニシア新川崎
――
220万円
281戸
コスモスイニシア
6位
HIBARI TOWER第1期2次
――
225万円
322戸
西武不動産販売ほか
7位
シティテラス目白
400万円
293戸
住友不動産
8位
アールブラン千鳥町
――
300万円
56戸
モリモト
9位
ブリリアマーレ有明
270万円
1076戸
東京建物ほか
10位
パークコート荻窪第2期
――
420万円
24戸
三井不動産レジデンシャル


この表を見ていて思うことが3つ。 1つは、やはり戸数の多い大規模マンションの評価が高くなるということ。 豪華な共用施設やフロントサービスなどが充実した大規模マンションに、小規模なものはかないません。従って、戸数が100戸未満のマンションでベスト10入りしたのは2件だけです。  ただし、  「豪華な共用施設のマンションを見たけれど、自分に本当に必要な施設ってほとんど無かった」「使わない施設の建設費、維持費も費用に含まれるので、結局はないほうが良い」「住人の顔を覚えられる程度の小規模なマンションなら、住人同士が不審者を発見しやすいので、多重のセキュリティシステムよりもかえって安心感がある」  という声が評価担当メンバーのなかから挙がっていました。 2つ目は高額マンションだからといって、必ずしも高い評価を得るとは限らないということ。 評価したマンションのなかで、坪単価400万円超のマンションは7物件。なかには600万円を超すものもありましたが、そのうち3件しかベスト10入りしていません。  高い割には、建物や室内の居住性・グレードが見合っておらず、大部分が用地代では?と思われるマンションが散見されました。坪単価200万円台のマンションであれば、価格、立地、プランのいずれかが劣っていても、この価格ならしかたがないという妥協点が見出せますが、400万円を超えると、3つの要素のバランスが求められます。  加えて、こうしたマンションではシングル、カップル向け住戸はどちらかというと少数派。向きや階数など、不利な条件のものが多いこともあり、調査対象住戸の”室内の居住水準”が高い得点になりにくいという事実もあります。 3つ目は、心に響く!マンションは必ずしも高評価ではないということ。 同じこぼれ話で書いている小垣外さんのように、ピアーズコート等々力の室内からの眺望や、シティハウス浜田山ガーデンのフランス式の整形庭園など、その人の心に響く!ものがあると、評価点はさておき、住んでみたいという気になるものです。  優等生的評価のマンションだからといって、住む気になるかどうかは別問題というところがあるのですよね。  以上、9月の評価マンション総括を紹介しました。ただし、それぞれのマンションに対しての感想は十人十色という面もあります。ですから、マンション評価ナビの会員で、モデルルームと現地を実際に見学されたかたの率直なご意見も、ぜひお聞かせいただきたいと思います。  本サイト・トップ画面の右下にある、“求む! あなたの評価・ご意見”をクリックしていただき、見学したマンションに対するご意見・ご感想をどんどんお寄せください。心よりお待ちしています。

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