続・住まい購入の指南書、秋の夜長にいかがですか?

2007.10.19 at 10:10 am by

先週にひき続き、当サイトのマンション評価委員会メンバーの著書のご紹介です。

マンションのモデルルーム通いを始めて間もない時期には、今住んでいる賃貸マンションや社宅に比べ、おしゃれな内装や便利な設備に目を奪われ、どれも素敵に見えてしまうものです。この時期に決めてしまうと、衝動買いということになります。
幸か不幸か、冷静に初期段階を通過した人は次に、「どの物件も帯に短し、たすきに長し」「これ!といった物件に巡り合えない」、という長いトンネル状態に突入します。
このトンネルには実は出口が3つあります。
ひとつは、いつまでたっても自分にふさわしいマンションに巡り合えないという“一番目の出口”。ふたつめは、面倒がゆえに妥協して買って、あとで後悔するという“2番目の出口”。そして最後は、現実的な制約のなかでより理想に近いマンションを選択するという“3番目の出口”です。
「できることなら3番出口を目指したい」という方に参考にしていただきたいのが、「理想のマンションを選べない本当の理由」です。

もう1冊は一戸建てに関する本です。当サイトが対象とするカップルの中には、50代以降の“脱・子育て&定年世代”の方々も多くいらっしゃいます。都心のマンションを志向する妻、田舎に一戸建ての夢を実現したい夫というのがよくあるパターンです。住まいをめぐる両者の綱引きは、極端な場合、別居という結果を招いてしまうこともあるようです。
暮らしをともにしてこそ夫婦(ちょっと古いですか?)、納得のいく話し合いでより良い結論を導き出してほしいものです。
そこで、妻に押し切られがちな夫をバックアップする書としてご紹介するのが「一戸建てはこうしてつくりなさい」です。この本のコンセプトは、“家族が幸せになる”こと。当サイトが提供するマンション情報と併せて、“マンション V.S. 一戸建て”の夫婦対決も、秋の夜長の一興では。
ところで、2冊ともたまたま同じ出版社からの発行ですが、特に大意はございません。あしからず。

■理想のマンションを選べない本当の理由

理想のマンションを選べない本当の理由
住宅コラムニスト・坂根康裕著
ダイヤモンド社 1050円(税込)

「理想のマンション」はそこにあっても、目に入らない人がほとんど。多くの人がそろって失敗している本当の理由は何か?「週刊住宅情報」「都心に住む」元・編集長が、約90万世帯のマンションマーケットに携わり、1000件を超えるモデルルームを見学してきた経験から導き出した、マンション選びの真実を完全公開します。

■一戸建てはこうしてつくりなさい

一戸建てはこうしてつくりなさい
建築家・佐川旭著
ダイヤモンド社 1470円(税込)

75歳の施主が夢にこだわった“生き様の家”、目指したいのは環境との豊かな“関係性”を育む家づくりなど、家族が幸せになり、本当に100年住み続ける家づくりの視点と具体的なノウハウが、体系的に網羅されています。家づくりに迷ったときに読む本です。

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